尻に花!?
あの綺麗な人たちがそんなことをするなんて……!!
しかも、なんでお尻集中攻撃!?
裕太「…………」
櫻井「…………」
オレはまじまじと自分の下半身を見下ろした。
膝下に絡まってるジーンズ。
哀れなチェック柄のトランクス。情けないオレの細っこい脚。
櫻井「……藍川。ちょっと、下着脱いでくれるか?」
裕太「え」
一瞬何を言われたのか理解できなくて、ぽかんとしてしまう。
櫻井は相変わらず無表情。
櫻井「少しだけ。見るだけだ。
それに、もし異物が入っていたら、後で大変なことになる」
裕太「い、異物!?
う、うう……じゃあ、ちょっとだけ……見てくれるか?」
櫻井「ああ」
櫻井はかがんでオレの尻を覗き込む。
裕太「な、何かされてる?」
櫻井「……よく見えない」
いきなり、櫻井の手が
遠慮がちに下ろしていたトランクスを更に引き摺り下ろす。
同時にむんずと尻を掴まれた。
裕太「な、何でそんな奥まで見るんだよおっ!?」
櫻井「……念のためだ」
普段空気に触れない場所が開かれて、背筋をぞぞっと寒気が駆け抜ける。
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