PIL/SLASHゲーム開発
トップページへ 製品情報へ 通信販売へ ユーザーサポートへ スタッフルームへ サイト情報へ リンクへ メールや感想はこちら スタッフ募集中です
Top / Product / コイビト遊戯 / GRAPHICS  / Sample CG4
PIL/SLASH第二段!コイビト遊戯






テーブルに置かれたケーキに思わず目が釘付けになる。
レモンの爽やかな香りとクリーム色の滑らかな肌……

裕太「お、美味しそう……レアチーズケーキ?」
櫻井「当たり。こっちのいちごジャムも手作りだそうだ。
   お好みでどうぞ」

裕太「すごい……食べてみていいか?」
櫻井「どうぞ。俺の分も食べていいぞ」
裕太「わーい! いただきまーす!」


お言葉に甘えて、パクッと一口。
ああー……レモンのほどよい酸味とチーズの濃厚な味わい……。
甘過ぎず軽過ぎず、なんて上品な味なんだー……。
思わず恍惚としていたオレに櫻井が苦笑する。

櫻井「……くくっ。そんなに美味いか?」
裕太「おいしいよー!! 
   こんなの食べないなんて櫻井は絶対損してる!」

櫻井「……あの人の作ったものは、どうもな。
   味がいいのは分かってるんだが」


何だかよく分からないことを櫻井は言う。
うう、それにしても美味しい……あっという間に食べちゃうよー。

櫻井「……人間がものを食べる姿は醜いが……お前は可愛いな。藍川」

櫻井がぼそっと何かを呟いた。
思わず、すでに空になった皿から顔を上げて櫻井を見つめる。
櫻井は一口も食べずに、
オレが夢中になって食べてるのをひたすら眺めていたらしい……。

裕太「は、恥ずかしいなあ! そんなに見るなよ」
櫻井「嫌か?」
裕太「い、嫌って言うか……」

そんなの、じっと見つめられてたら、そりゃキマリが悪いよ……。

裕太「……楽しいのか? そんなに見てて」
櫻井「ああ。楽しい」
裕太「櫻井って……やっぱり、変」

思わず赤くなって俯いた。
少しは櫻井のこと知ったようなつもりでいたけど……、
全然櫻井の中身は解明できてない。

何考えてんのか、頭の中見てみたいなあ……。