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 ■細井聡司さん直撃インタビュー!


強烈な内容とは裏腹な爽やかなOP曲がご好評をいただいた『マスカレード』。
今回は、ウワサのボーカルを含む、
音楽全般のプロデュースを担当されたhosplugの細井聡司氏に直撃インタビューを行いました!
郷愁を呼び起こすようなアナログ音源と、
神秘的かつ不安になるようなデジタル音源を違和感なく融合させた独特のサウンドをもつ。
過去アーケードゲーム界に本格ジャングル、いわゆるエレクトロニカサウンドをもたらしたカリスマアーティストであり、
信望する熱いファンも多い。
ゲームサウンドはもちろん、ネットラジオ、シンガープロデュース、オリジナルアルバムリリース等、
幅広く活躍中の彼に直撃インタビュー!


Q1.男性同士がテーマのBLゲーム、しかも18禁というのはお初めてでないかと思いますが、
最初に『マスカレード』の依頼を受けたときのご感想はどうだったでしょうか?


18禁ではないですが、BLのお仕事は一度担当しております。もともと少女漫画などもよく読んでいたので
女性の作画には馴染みがあったのですが、実際絵を拝見してみるとかなりの爆発力で驚きました(笑)

--BLジャンルに抵抗感がある男性は多いのですが、細井さんはいかがでしたか?

普段男性向け18禁であってもいわゆるエロシーン部分は一切見ないで作業を進めるのですが、
今回はそういう部分を抜いてしまうと資料がなくなってしまうので(笑)頑張って読みましたです。


Q2.楽曲制作に際し、女性向けBLジャンルということで特に意識された点はありますか?

いえ、言い方悪いですが、基本的に音楽は作品の世界観、シーンに合うかどうかで判断して作りますので、
ユーザー層を意識して作風を変える事はありません。


Q3.今回はOP、EDともに細井さんご自身がお歌いになられていますが、
自らボーカルをとられたのはどういう経緯からでしょうか?


やはりBLということで主題歌のボーカルは男性で、というお話は最初からありましたが、
ぼくの普段の取引先に男性ボーカリストが居なかったということもあって、試しに自分で歌ってみました。
駄目元でお聞かせしたところ、意外とOKが出てしまいました。

--それぞれ、ご自身のボーカルの寸評を!

一応自分ではクセの少ない声だと思っているので主題歌のような曲調だと嫌みはなく聴けるかなあと
自分では思いますが、エンディングはかなり苦労しましたね。パワー感のある声ではないので、
どうやって迫力を出そうかとあれこれ試行錯誤しました。


Q4.『マスカレード』は、女性向け18禁ゲームの中でもかなり濃い目の内容ですが、
この作品ならではの意気込みや、新しい発見はございましたか?


「細井が曲をやっているなら」とゲームを購入してくれた男性ファンの方が結構いるんですが、
中には新しい世界に目覚めた方もいるんじゃないでしょうか(笑)


Q5.制作上でもっとも苦労なさった点はどこですか?
また、反対に、制作中での面白かった、楽しかったエピソードがございましたら、お聞かせください。


最初の打ち合わせの段階で方向性はすぐ決まりました。
無機質なエレクトロニカサウンドは最近のマイブームでして、まさにそういう曲が合っていそうな内容だったので楽しんで作曲しましたね。
この頃はいろんなプロジェクトが平行していて、それぞれ全く違う作風で作り分けるのに
頭が分裂する思いでした。当初よりスケジュールが大幅に遅れてしまい、スタッフの方々にご迷惑おかけしました。

苦労といえばやはりボーカル曲のレコーディングですね。
尋常じゃないくらい時間がかかってしまいました(^^;


Q6.『マスカレード』各曲へのコメントをお願いいたします!

オープニングは、ゲーム内容とのギャップをわざと出したいということで、ユーザーを驚かすために
これでもかというくらい爽やかな曲になっています。お気に入りです。

エンディングは打って変わってどろどろしたロック調の曲。ave;newのa.k.a.dRESSさんの渾身の作です。
ゲームを締めくくるに相応しいどろどろさですね(笑)
ゲーム中の台詞を入れることでイヤ〜な思い出が甦る事でしょう(笑)

BGMについては、4-EVERさんの曲もぼくの曲もさほど違和感なく混在していると思います。
自分の曲に関していうと、普段なかなか出来ない実験的な手法をいろいろ試せたので嬉しいですね。


Q7.今回の楽曲の中で、お気に入りの曲を1曲! 理由も教えてください。

1曲?ムリ。全部好き。

あえて絞るなら「迷える子羊」「闇を歩く」が好きですね。
前者は、4-EVERさんの作ですが、すごいツボです。ちょっとぼくの曲調っぽい感じも。意識されたのかな。
後者はサイン波のフレーズや、リズムの壊れ方が好き。
あ、あと「雲の向こう」もレコーディングの苦労やもろもろ含めて好きですよ。


Q8.今後のご活動予定や、アピールなど!

ではたっぷり宣伝をば。

夏に2枚CDを出しました。
YURIAさんとやってるユニットYURIA-plugged-HOSOIの3rdマキシシングル「Sunny Day Drive」。
ドライブに最適な1枚です。「マスカレード」と同じ人かと疑いたくなるほどオシャレな内容ですよ。
ぜひ女の子にも聴いてほしいです。

もう1枚は5人のボーカリストをフィーチャーして作ったオムニバスミニアルバム。
ボーカルソングなのにどこかインストっぽくもある不思議な雰囲気のエレクトロニカポップです。
どちらも自信作なのでよかったらぜひ聴いてください。

あとネットラジオもいくつかやってます。
毎週金曜日「アニ☆ロコトーク」さんで絶賛配信中の携帯用ポッドキャスト「ホとス。ミニ」。
サイト内聴取率1位の人気番組です。対応機種の方はぜひ!
「音泉」さんで毎週木曜日配信の「オトチンオーバードライブ」も下品で女の子向けではないですが、こちらも好評頂いております。
hosplugサイトで不定期配信中の「聴き変」もよかったらついでにどうぞ。


Q9.最後に、『マスカレード』ファンの皆さまにアツイメッセージをお願いします!

今回女性ファン獲得のために頑張って作りました(笑)
ゲームにオリジナルにこれからもいっぱい活動して行きますので応援よろしくお願いします!


ありがとうございました!

現在PIL/SLASHオフィシャルサイトでは
マスカレード主題歌「雲の向こう」ショートバージョン(作詞・作曲・編曲:細井聡司)を
ダウンロードいただけます。
ご本人によるさわやかな歌声を「Download」にて是非お聴きください。

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hosplug
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